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Divine substance:
Dissolve Dissolve Dissolve
神的物質: 溶溶溶
2024
Installation with 3 videos
17:07 / 7:36 / 3:29 (Loop)
この作品は、自然と人間の繋がりを通じて「死」や「存在」というテーマを探求することから生まれた。焚き火や水辺を眺めている時、あるいは屋上で強い風を感じる瞬間、しばしば故人の存在を強く感じる。それらの瞬間は、単なる記憶ではなく、自然との対話を通じて故人と再び繋がる交渉儀式のようなものである。
現代社会では、身体の葬り方が効率化され、樹木葬や海洋葬も一般的となり、将来的にはデジタル葬といった新たな葬儀形態が登場する可能性もある。しかし、自然のエレメントと人間の肉体との関係は依然として強固であり、故人を思い返すことが、彼らを再び存在させるための重要な手段となる。
本作品では、「水」のエレメントとの交渉をテーマに掲げ、それを実体化された形で展示している。また、非実体的な概念物質を実体的な箱に入れることで、抽象的な感覚や概念を具体的な形で表現した。これにより、目に見えない存在や感覚を実際に「 所有」し、より深く理解し、自然との共存や死生に対する意識の大切さを伝えている。






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